連絡時のお願い
以下に記載のメールアドレスに、記載されているメールタイトルを付与した上で連絡を頂きますようお願いいたします。
毎日多くの問い合わせを頂きますので、これ以外のタイトルでお送り頂いた場合はお返事に時間が掛かるか、最悪の場合はお返事ができない場合があります。
共同研究を検討されている企業の方へ
共同研究、あるいは技術指導・コンサルティングをご検討頂いている企業の方は、koichiro [at] c.titech.ac.jp までご連絡を頂きますようお願い致します。
吉野研究室では過去に対話システム・対話ロボットに関する多くの共同研究を手掛けています。
また、こうした研究開発についてのコンサルティングの実績もあります。
過去にどのような案件を手がけたかについては共同研究実績をご覧下さい。
配属希望の方へ
ロボット対話知能研究室では、自然言語を中心とした実世界の諸問題に関する研究開発に取り組みたいメンバーを募集しています。
特に学生配属に関して、よくある質問を以下に記載しています。
問い合わせを行いたい場合は koichiro [at] c.titech.ac.jp まで、メールタイトルの頭に [admission] を付けた上で、それぞれの項目に従いお問い合わせ下さい。
見学依頼、面談依頼には個別に対応しますが、依頼が集中する出願直前にはオープンキャンパスへの来場をお願いする場合があります。
吉野研究室では研究生および個別コンタクトに対応したインターンの受入は行っていません(公募によるインターンは例年2月頃にアナウンスします)。これらの問い合わせに対しては基本的に返信をしませんのでご理解頂きますようお願いします。
学士特定課題研究(卒業論文)
学部の配属プログラムに従って希望を提出して下さい。事前の連絡は必須ではありませんが、連絡を頂ければ研究室見学をして頂けます。
修士課程(博士前期課程)大学院一般入試
東京科学大学の大学院募集要項に従い試験を受験して下さい。事前にコンタクトをして頂いても構いませんが、志望理由書等へのコメントは公平性の観点から行えませんのでご了承下さい。また、入試内容に関わる質問についてもお答えできません。
修士課程(博士前期課程)国際大学院プログラム(IGP)・国費留学生
博士課程、社会人博士
過去に吉野の指導を受けたことがない学生の場合は、出願の1か月前までのご連絡を頂くようお願いします。
受入可能かどうか相談を行いますので、「CV(研究歴を含む履歴書)」「これまでに行った研究の概要」「論文リスト」「論文リストに記載の論文(最大3編)」をPDF形式でメールに添付してお送り下さい。
分野やテーマが大きく変わる場合,修士号をお持ちの場合でも修士課程からの入学をお願いする場合があります。
過去に吉野の指導を受けて修士号を取得した場合は、出願の1か月前までのご連絡を頂くようお願いします。
吉野研の修士課程に在籍中の学生は、博士進学について個別面談を申し込んで下さい。内部の博士進学にあたっては、博士課程の入試までに査読付き論文(査読付き国際会議含む)を吉野が納得するクオリティで仕上げることができたかを目安とします(論文自体の採否は問いませんが、それなりに採択される可能性が高いと判断できる水準で論文を仕上げられるかどうかを目安とします)。
研究室生活で学ぶこと
研究室配属後はこれまでの座学や演習中心の大学生活と異なり、研究活動が生活の中心となります。
学生の皆様には、研究活動を通じて物事の多様な見方と論理的思考法、特に問題の切り取り方や仮説の立て方、実証の仕方、そして議論や言語化の方法といったスキルを身に着けて頂きたいと考えています。
物事に対して論理的に向き合い、言語化を行い、また議論によって異なるロジックと対峙する方法は、人生の中でどのような分野に進んでも重要な能力です。
今後の人生で、学生時代に取り組んだ研究とは異なる分野・内容に進む人も多いでしょう。
そうした中で、上記のような論理的に物事を整理し考え実証できる力は、どのような分野に行っても役に立ちます。
また、この研究室で取り組む研究内容は非常に学際的であるため、様々な異分野を統合し、物事を俯瞰的に見る力も身に付きます。
そうした様々な分野に触れる経験の中で、絶えず自身の価値観を更新し、多様な物事に好奇心を持って取り組んでいけるような感性を磨いて頂きたいと思います。
ロボット対話知能研究室では具体的に、卒業・修了していく皆さんに以下のようなスキルを習得して頂くことを目標としています。
- 学士: ある問題とアプローチが与えられたときに、その問題・アプローチに対応した主体的な試行錯誤ができる能力。
- 修士: 教員との議論を通じて問題とアプローチを設定し、主体的に試行錯誤できる能力。またその結果をまとめ上げ適切に説明する能力。
- 博士: 単独で世の中で必要とされる問題についてアプローチも含めて思考し、研究としてのゴールを設定できる能力。複数の研究成果をある視点から体形づけ説明できる能力。
学位取得についての考え方
学位審査(学士、修士、博士)の認定にあたっては、原則大学のディグリーポリシーに従います。
具体的には、上記の各課程で身につけるべきスキル・能力がどの程度身についているか、またそれを定量的・定性的に示すことができるかを見ます。
学士は、与えられたテーマに対して主体的に試行錯誤を行い報告を行うことができたかを重視します。
修士は、指導教員との議論を通じて設定した問題とアプローチに対して主体的な試行錯誤ができたかどうか、またその内容を同じ分野の研究者に対して明快に説明できたかを重視します。このため、最低1回の外部での予稿付き発表を行うことを審査に進むための要件とします。
博士は、主体的に自身が取り組むべき問題について考え、その価値を所属するコミュニティから認められる形でまとめ上げることができるかについてを要件とします。また、そうした問題をより俯瞰的な視点から捉え、大きな研究の流れのどの部分に位置づけられるのか、これまでの研究とどのような繋がりがあるか、今後どのように分野の研究が流れていくのかについて、何らかの説明をつけられることを期待します。このため、査読付き原著論文等が2つの仕事で採択されていることを審査に進むための要件とします。
各課程ごとに、審査に進むための要件はあくまで審査に進むための要件であり、これらを満たしていれば審査の合格が約束されるわけではありません。また、2件の採択論文があったとしても、それらをまとめて1つの仕事として解釈するべきと指導教員が考える場合は、審査に進むための要件として認めません。
求める学生像
本研究室で取り扱う内容は複合領域であることから、分野外からの受験生も歓迎します。
一番必要なのは、人間の知能に対する興味や好奇心、興味を持った内容を明らかにしたいという熱意、そしてそれを何としてもやり遂げるという覚悟です。
数学(線形代数、微積分、確率統計)、情報科学の基礎(アルゴリズム、データ構造、情報理論など)、コンピュータプログラミング(特にPython)などの勉強をしておくと、入学後のテーマ選択の幅が広がるでしょう。
修了生の活躍の場
過去に指導を行った学生は、博士課程修了者は大手企業の研究所、国立の研究所、国内外の大学などで活躍しています。具体的な進路については卒業生一覧を参照して下さい。
修士課程修了者の就職先もDocomo、Panasonic、SHARP、Yahoo!JAPAN、サイバーエージェント、野村総合研究所、アクセンチュア、コナミ、その他大手企業のIT部門など、様々です。
博士進学者は3割程度で、特に将来的に研究職に就きたい方には博士進学をお勧めしています。
情報系博士課程修了者は多くの企業で重用される世の中になっており、特にこの分野で国際的に活躍したい場合は博士号取得が必須です。
経済支援
現在の吉野研の学生は多くが何らかの経済支援を受けています。
博士学生は現在では学振、理研JRA、大学フェローシップなど多くの選択肢があり、在学生や卒業生の多くがこうした制度の支援を受けています(実績)。
また、こうした支援が得られない場合でも、研究室が抱える外部資金研究プロジェクトのRAとして給与を受け取ることが可能です。
修士学生に関しても、研究室が抱える研究プロジェクトに合致する研究テーマに取り組む人に関してはRAとして雇用をしています。
RAの雇用に関しては研究室が抱える外部資金プロジェクトの状況によって、必ず雇用できるとお約束することはできませんが、これまでの実績では希望者はほぼ雇用しています。
また、研究室としてもこうしたプロジェクトを絶やさない努力を続けています。
アルバイト・インターンシップについて
長期のアルバイトやインターンシップについては、よい社会経験になるものも多いので、参加したい場合は積極的に参加をして頂ければよいと思います。
ただし、その負荷によって、研究室生活との両立が困難になっている場合も見受けられます。
皆さんが今何に取り組むべきか、将来を考えて何に注力したいかの判断は、自分自身で慎重に行って下さい。
研究室での学位認定に関わるイベントで、アルバイト・インターンシップの負荷を考慮することはありません。
また、民間の研究機関でのインターンシップ等を希望する場合、教員から紹介を行うこともできますので、必要に応じて相談をして下さい。